理想の看護を実現するために「アセスメント」を学ぼう!
アセスメントとは「患者の情報を収集し、その意味を把握して状態を評価すること」です。これは、看護過程を構築する上で非常に重要な要素です。看護過程にはいくつかのステップがありますので、その内容についても理解しておきましょう。アセスメントを苦手としている看護師も多いかと思います。よくある書き間違いの例を紹介しますので参考にしてください。あくまで事実を述べることが大切なので、憶測による解釈は避けてください。
アセスメントを書く際にはいくつかのコツがあります。まず、書き方の手順を知りましょう。情報を集めて内容を整理していきますが、その際に注意しなければならないのが、S(主観的情報)とO(客観的情報)を取り違えないことです。また、患者と上手くコミュニケーションを取ることでより多くの情報を得られます。実際に記録する際には現在の状況や今起こっている事象の原因、そこから考えられる今後の展望を整理しながら内容をまとめましょう。
適切なアセスメントができる看護師は、患者から信頼されている看護師です。アセスメントに必要な情報は患者本人から発せられるため、日頃から安心感を持って接してもらえるようにしましょう。丁寧な言葉遣いを意識して、失礼のない立ち居振る舞いをしてください。不快感を与えるような態度だと、当然ながら患者は心を開いてくれません。好印象を持ってもらうためには身だしなみも重要です。だらしない印象を与えないようにしましょう。